平成24年度版障がい者白書に「ノーマライゼーションの実現のためには、職業を通じての社会参加は基本となるものであり、障がいのある方が可能な限り雇用の場に就くことができるようにすることが重要である。」とあるように、障がい者就労のための支援は日本における重要な課題のひとつです。
この課題を解決し、障がいのある方の自立を支援していく施策の一つとして大阪府ITステーションは、大阪府が設置し開設(大阪市天王寺区六万体町)いたしました。
大阪府ITステーションは平成16年(2004年)9月に開設され、障がいのある方のIT利用に関するデジタルデバイドの解消を目的とした事業を実施し、平成24年(2012年)3月に策定された「第4次大阪府障がい者計画」においてその役割が見直され、同年5月に障がいのある方がITを活用して就労できるよう就労支援相談や技能講習を付加するなど、就労をめざす障がいのある方と障がい者雇用を考えておられる企業等との双方を支援する「障がいのある方の雇用・就労支援拠点」として実施いたしました。
その後、令和元年11月に現在の場所である大阪府立夕陽丘高等職業技術専門校1階一部と2階に移転(大阪市天王寺区上汐)し、令和2年6月には大阪府立福祉情報コミュニケーションセンターの一機能として位置づけ、障がいのある方の就労促進等を図る拠点施設として運営しています。現在、大阪府ITステーションは、社会福祉法人大阪障害者自立支援協会が受託しています。