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障がい者の在宅就労事例

事例1. 遠隔操作技術を活用した、伝票発行作業

依頼企業

食品輸入販売会社(所在地:東京)

依頼内容

発送伝票用のデータ加工、伝票印刷業務

作業詳細

依頼企業は、EDIデータを利用した受注業務を行うために、これまでEDIデータの変換、販売管理システムへの取り込み、発送伝票の印刷をアウトソーシングで行っていましたが、今後は経費削減のために、これらの作業を企業内で行いたいという希望がありました。
ただし、作業を行うには以下のような内容に対応する必要があるため、既存の事務員で対応することは困難な状況でした。

  • EDIのデータから販売管理システムへの取り込みには、発送日の設定作業やExcelVBAを利用したデータ変換を行う
  • 午前11時~午前12時の1時間の間にEDIシステムからのデータ入手から伝票の印刷までを行う
  • 月末に請求書発行用のデータ集計、インターネット経由でのデータ送付などが行える能力が必要

これらの問題を解決するために、大阪府ITステーションの障がい者在宅ワーカーを活用できないかと相談がありました。

大阪府ITステーションでは、自宅のパソコンではEDIシステムへの接続や現地での印刷業務を行うことが困難なため、パソコンの遠隔操作技術を活用して依頼企業内に設置したパソコンを遠隔操作しながら業務を行うことを提案しました。 また、確実に業務を遂行できるように、これまでの訓練や業務をとおして実務能力が確認できている在宅ワーカー3人で交代で作業を行う体制を作り、業務を受注しました。

現在

企業からの業務手順の聞き取りを元に在宅ワーカーは独自に業務マニュアルを作成し、業務中に発生した注意事項や共有情報をマニュアルに追記しながら、業務の改善を図っています。
また、在宅ワーカー同士の日程などを考慮に入れて連携しながらシフトを組み、無理のない状態で継続的に業務を行っています。
業務開始から今までミス無く作業を行っているため、依頼企業からの評判も良く 今後も続けていきたいと連絡をいただいています。

業務イメージ

在宅伝票入力事例

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