メールアドレスを登録いただくと、毎月月末に下記のようなメールマガジンが配信されます。
なお、以下のメールマガジンは最近のものではありますが、URL等は配信当時のものですので、リンクはしておりません。
このサンプルでは、段落単位で読み上げるよう再編集しています。配信されるメールマガジンでは、メールソフトの表示の関係から文節単位区切りで改行されています。より実際の配信形式に近いメールマガジンのサンプルはこちらです。
また、配信されるメールマガジンには、ページ内ジャンプおよび見出しに戻る機能はありません。あらかじめご了承ください。
以下はメールマガジンのサンプルです。
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障がい者のIT利用支援に関する情報を配信しています。
大阪府ITステーション情報マガジン
2024年12月27日 配信 (令和6年度第9号)
http://www.itsapoot.jp/
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【3】受講者大募集!
令和6年度第4回大阪府障がい者ITサポーター養成研修会のご案内
【5】(外部情報)
令和6年度 第3回障がい者企業面接会のお知らせ
【6】幸田麻由の職場レポート
ITステーション修了者インタビュー
―― 在宅勤務で新たな一歩を ――
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★メルマガの大見出しの前には、【数字】を付け、
中見出しの前には、◆や◇をつけています。
小見出しの前には、●や○をつけています。
スクリーンリーダーを利用してお読みの方はご活用ください。
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大阪府ITステーションは、令和6(2024)年12月28(土曜)から令和7(2025)年1月5日(日曜)まで休館いたします。
なお、年始は、令和7(2025)年1月6日(月曜)から通常通り開館いたします。
休館中のホームページなどからのお問合せにつきましては、令和7(2025)年1月6日(月曜)以降、順次対応いたします。
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大阪府在住の障がいのある方で、就労を希望されている方を対象に、就労支援IT講習を実施しています。
受講を希望される場合は、事前に相談の予約をお願いします。
◆就労相談予約方法
電話、FAX、Eメールにてお願いします。
電話番号:06-6776-1222
FAX番号:06-6776-1281
E-mail:shien@itsapoot.jp
※メールの場合は、必ずお名前と連絡先の電話番号を明記してください。
◆予約受付時間
月曜日から金曜日(土曜・日曜・祝日・年末年始休館)
午前9時から午後4時30分
詳しくは下記URLをご参照ください。
http://www.itsapoot.jp/disability/
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障がい者がITを学ぶ際にサポートができる講師、大阪府障がい者ITサポーター(パソコンボランティア)を養成する研修会を実施します。
今年度も残すところあと1回となりました。間もなく締切りです。
ボランティアが初めての方、ご自身のパソコンスキルを発揮したい方、手話ができる方、アクセシビリティについて知りたい方、等々のご応募をお待ちしています。
なお、応募者多数の場合は抽選とさせていただきます。
○応募資格
(1)大阪府ITステーションのボランティアとして協力していただける方。
(2)大阪府内に在住・在勤・在学(ただし、高校生不可)の方。
(3)申し込み時点で18歳以上の方。
(4)Word、Excel、インターネット等の基本的な操作説明ができる方。
(5)研修会の各回の2日間の日程に参加いただける方。
○研修内容
IT講習会で活動するうえで必要な講師・サブ講師の心構えや、身につけていただきたいアクセシビリティの知識を学んでいただきます。
○受講料
受講料は、無料です。
○日程・会場等
第4回
日程:令和7年1月20日(月)・21日(火)
時間:午前9時30分から午後4時30分(休憩1時間)
場所:大阪府ITステーション
申込締切:令和7年1月6日(月)
○申込み方法
大阪府ITステーションのホームページの新着情報、または、下記URLにアクセスして申込を行ってください。
第4回ITサポーター研修会
http://www.itsapoot.jp/supporter/sapoken2024-04.html
○お問い合わせ先
〒543-0002 大阪市天王寺区上汐4丁目4-1
大阪府ITステーション
大阪府障がい者ITサポーター養成研修会 係
電話番号:06-6776-1241
FAX番号:06-6776-1281
E-mail:sapoken@itsapoot.jp
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令和6年11月16日(土曜)17日(日曜)、国際障害者交流センター(ビッグ・アイ)にて「第21回 共に生きる障がい者展」が開催されました。
大阪府ITステーションでは11月16日(土曜)に「IT支援機器利用体験」とミニ講習会「iPad便利機能・アプリ紹介」を実施しました。
「IT支援機器利用体験」ではエントランスホールの参加体験コーナーに、IT支援の現場で使っている支援機器を数種類展示し、来場者に使用方法を説明しました。
IT支援の現場で利用されることの多いスイッチがどんなものか知っていただくため、マウスやキーボードの代わりにスイッチでパソコンやiPadを操作する方法を解説し、おもちゃを動かしたり、シャボン玉をとばしたりという体験をしてもらいました。
「iPad便利機能・アプリ紹介」は午前・午後各1回、約1時間、ITステーションから持参したiPadを使用して講習会を実施し、Siriや拡大鏡、音声入力やGoogleレンズの利用などを紹介しました。
いずれのイベントでも「知らなかった」「こんな便利なものがあるのか」「これから役に立ちそう」という声が聞かれました。
お越しいただきました皆様、ありがとうございました!
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企業と就職をめざす障がい者の出会いの場「障がい者企業面接会」がエルおおさかにて開催されます。
対象:就職をめざす障がいのある方
日時:令和7年2月26日(水曜) 午後1時から午後5時
場所:エルおおさか本館 11階
住所:大阪市中央区北浜東3-14
参加費:無料
持ち物:履歴書・職務経歴書
申込方法などの詳細は、下記URLをご覧ください。
E-mail:https://www.pref.osaka.lg.jp/koyotaisaku/mensetsu/index.html
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ITステーションション修了者インタビュー
――在宅勤務で新たな一歩を ――
今回は、大阪府ITステーションで基本講習からWord・Excelの講習を受講され、2024年4月から就労継続支援A型「シーク」(以下「シーク」)で在宅勤務をされている視覚障がいのある堤さんと
堤さんを雇用されているシークの担当者にインタビューをしましたので、その内容を紹介します。
シークでは、様々な障がいのある方が働けるように、通所で行う軽作業、マンションの掃除などの施設外作業に加え、福祉事業所では珍しく、在宅勤務を取り入れています。
在宅勤務では、主にデータ入力、リサーチ作業、営業代行、SNS用の記事作成などを行い、現在利用者の5割強の方が在宅勤務をされています。
2020年の新型コロナの流行を受け、当時通所されていた利用者が外出することなく働けるようにと在宅勤務を取り入れたそうです。
担当者によると、「コロナは5類に移行しましたが、様々な理由から通所が困難な方もいらっしゃいます。その方々にも社会とつながり、社会貢献をしているということを感じてもらえればと思い、在宅勤務を導入し続けています。
また、在宅勤務を取り入れることで、施設として受け入れられる障がいの幅も広がります。
在宅勤務を取り入れていなければ、視覚障がいのある堤さんと出会えなかったと思います。堤さんと共に働くことで、職員も多くのことを学んでいます。
例えば、見えていると便利な業務管理アプリが音声では読み上げられないということを初めて知りました。
しかし、アプリが使えないから業務ができないわけではありません。
堤さんが手動で行った作業内容をデータ入力することで問題なく作業を進めることができています。」とのことです。
現在、堤さんは、営業代行業務とSNS用の記事の作成業務を行っています。
営業代行業務では、Excelに書かれた営業先の一覧を参照しながら、指定されたホームページに必要事項を入力し、送信します。
SNS用の記事の作成では、該当ページを熟読し、依頼主の趣旨に沿って記事を書きます。
どちらもITスキルと正確な作業が求められる仕事です。
堤さんは約20年前に徐々に視力が低下する目の難病、網膜色素変性症と診断されました。
当時は見えなくなることへの不安や家族を養わなければならないというプレッシャーから気持ちが不安定になり、辛い日々を過ごされました。
そんな中、「そんなこと言うていても前に進まへんやん。これからどうするか考えな!」という周囲の方々からの言葉を受け、少しずつ気持ちを切り替えていったそうです。
「病気を会社に打ち明けると首を切られると思っていましたので、見えにくい中、必死に他の人と同じようにふるまって仕事をしていました。
冷静になれば、正直に病気のことを話し、今できることをやるしかないということが分かりました。
気持ちを整理することが非常に難しかったです。」(堤さん)
弱視のころは、それまでの営業で培った知識と経験を活かし、営業向けの販売企画の提案や仕入れ先との商談などの内勤業務を、
視力の低下が進んでからは、総務で公用車の運行管理・購入計画・車検管理などの業務を行い、
定年まで働かれました。
堤さんが当時を振り返り、話してくださいました。
「会社に同じ視覚障がいのある社員がいませんでしたので、音声パソコンの使い方は独学で学び、何とか仕事をこなしていました。
分からないこともたくさんあり、周囲の人に作業を手伝ってもらうことも多々ありました。
次からは自分でできるようにと、操作方法を尋ねても、
見えている人はマウスを使って操作するので、教えてもらえませんでした。
同じことを何度も尋ねて助けてもらうという、ありがたいけれど悔しい、複雑な気持ちでした。
そんな中でも定年まで働くことができたのは周囲の方々の支えがあったからです。見えにくい・見えない私に仕事を与え、最後まで働かせていただけたことに感謝しています。」
定年退職後、視覚障がい者の友人たちが視覚支援学校に通い、あんま・針・灸の資格を取り、社会で活躍していることに刺激を受け、自分ももう一度働こうと思われたそうです。
「もう一度働くなら、基礎からパソコンスキルを身に着ける必要があると思い、ITステーションで学ぶことにしました。
ITステーションではいろいろなことを教えていただきました。そして、学んだことが今の仕事に生かされています。
また、日本情報処理検定協会のワープロ検定や表計算検定に合格したことが自信となり、就職活動に繋がっていきました。」と堤さん。
就職活動では、視覚障がいがあるということだけで「前例がない」と門前払いされることが続き、落ち込むことも多々あったそうです。
「顔も見ていないのに『無理です!』って失礼ですよね。」(堤さん)
そんな中、シークと出会い、在宅で仕事ができていること、仕事をすることで社会の中での居場所があることへの歓びをかみしめながら充実した日々を送られています。
「前職では、1時間半かけて通勤していました。また、通勤道中には私が一人で歩くには危険なところもあったため、同僚と待ち合わせをして、一緒に会社まで行ってもらっていました。
会社に行くだけで疲れ切ってしまっていたので、在宅での仕事は仕事に集中でき、私にとっては最適な勤務環境です。」(堤さん)
営業代行の仕事では、所定のフォームに入力した後、ロボットではないことを証明するために、画面上に表示される文字を入力するよう求められることがあります。
そんな時は、遠隔でボランティアさんにサポートを依頼できるスマートフォン向けアプリ「Be My Eyes」を使って画面の情報を読み上げてもらい、作業を進められているそうです。
「遠隔サポートなので、常に画像認証を突破できるわけではありません。
しかし、見えないからできないではなく、自分にできる方法があるのなら、それを試してみる必要があります。やらずにできないより、やってできない方があきらめがつきますよね。
それに、ボランティアさんの中には『仕事頑張ってくださいね!』とねぎらいの言葉をかけてくださる方もいます。
その一言が本当にうれしくて。たとえうまくいかなくても、また頑張ろうって思えるんです。」と堤さん。
その声から堤さんの仕事に対する熱い思いが伝わってきます。
シークでは、在宅で勤務されている方の勤務状況や仕事上の課題などを正確に把握するため、
勤務開始時と終了時に職員から利用者に電話をかけ、利用者の体調や仕事の課題などを細かく確認するようにしているそうです。
また週1回の電話面談、月1回の来所での面談を通して、利用者の困りごとや業務の進捗状況、課題などを聞き取り、
一人一人に合わせたきめ細やかな支援をされています。
「勤務中に分からないことや困ったことがあれば、気軽に連絡していただける環境を作っています。
また、トラブルがあれば、随時解決できるようにサポートしています。
在宅で勤務されている方の様子が分からないだけにきめ細やかにコミュニケーションを取り、状況を把握するように努めています。」と担当者。
在宅勤務をするには、自己管理が欠かせません。
堤さんは仕事に集中し過ぎて時間を忘れないように、タイマーをセットし、
定期的に休憩を取って、効率よく業務が進められるように時間管理をしながら仕事をしているそうです。
また仕事上で問題や不明点があれば、メールと電話で連絡するなど、自ら積極的にコミュニケーションを取るように努められています。
「特にメールでいただいた問い合わせについては、すぐに返信するようにしています。
これは以前の会社の先輩に『どんな返事でもいいので、
まずは自分がメールを受け取ったことを相手に伝えないと不安になる』と指摘をいただき、それ以来ずっと続けていることです。
お互いに顔が見えない環境にいるからこそ、しっかりとコミュケーションを取ることが大切だと思っています。」と堤さん。
在宅勤務は、業務を依頼する側、請け負う側、双方の信頼関係があって成り立つものだと思います。
お互いにしっかりとコミュニケーションを取り、ホウ・レン・ソウ(報連相=報告・連絡・相談)をきっちりと行うことで円滑に業務が進められます。
お互いに信頼関係を築き、自己管理を徹底し、自立して業務を行うなど、在宅勤務を行うには幅広い能力が求められます。
しかし、様々な理由から家から出られない人への就労手段としては、有効です。
シークのように利用者のプライバシーに配慮しながらそれぞれの環境・ニーズをしっかりと把握し、
一人一人の勤務状態を管理することは容易ではありませんが、このように一人でも多くの方が社会で活躍できる場が広がっていくことを願っています。
今回もインタビュー風景を紹介しています。ご興味のある方は下記URLをご参照ください。
http://www.itsapoot.jp/mailmaga/test202412.html/p>
【参考URL】
シーク 就労支援A型事業所
https://seek0726.wixsite.com/website/p>
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まだまだやれる
街中に響き渡ったクリスマスソングも嘘のように消えてしまった。
少し落ち着いて、ゆったり音楽を聴きたくなり、久しぶりに家に眠っていた真空管に火を入れてみた。
じんわり温まって来た頃に決まってすることがある。部屋のあかりを一度消すのである。
すると真空管が鈍く青い光に覆われ、自分だけのオーロラを見ている気分になり、心がゆったりと落ち着くのである。
お次はレコードを引っぱり出し、お気に入りだった板に針を落とす。
そうだ、この音だった。
最近、音楽を聴く際は、殆どがトランジスタのアンプである。
もっと言えばスマホなどでストリーミング配信を利用して音楽を楽しんでいる人も多い。そんな時代である。
でも、昔のアナログ機器で出す音は、気のせいか、なんとも言えないリラックス感を得られるのはなぜだろう。
もちろん、音質そのものはデジタル機器に軍配が上がるだろうが、なぜか快く感じず、気持ちよく聴けない気がしてならない。
気が付けば、ブチブチと片面が終わっている。たまには、こうした楽しみもあっていいか。
デジタル社会の中にあっても、時にはアナログの方が扱い易いこともあるし、メンテナンスが単純でやり易い点もある。
また、なにより人に優しい気がする。
そう思うと、アナログ人間も捨てたものではないぞ、経験という武器を活かして、まだまだやれる気がしてならない。
(文:F)
では、また次号でお会いしましょう。
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