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障がい者のIT利用支援に関する情報を配信しています。
大阪府ITステーション情報マガジン
2022年11月30日 配信 (令和4年度第8号)
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【1】 大阪府ITステーション利用の皆様へお知らせ
【2】 受講者大募集!就労支援IT講習のご案内
【3】 令和4年度第2回日本情報処理検定協会主催パソコン検定結果のご報告
【4】 受講者大募集! 令和4年度大阪府障がい者ITサポーター養成研修会のご案内
【5】 (外部情報)「障害者週間」関連イベントのお知らせ
【6】 幸田麻由の職場レポート 日本ライトハウス全国ロービジョンフェア2022について
【7】 今月のひとこと
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★メルマガの大見出しの前には、【数字】を付け、中見出しの前には、◆や◇をつけています。
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スクリーンリーダーを利用してお読みの方はご活用ください。
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◆新型コロナウイルス感染症について
大阪府ITステーションでは感染防止宣言ステッカーを掲示し、 業種別ガイドラインを遵守し、感染防止対策を徹底しております。
引き続き皆様のご協力をお願いします。
ITステーションのご利用を希望される方は、必ず事前にお問い合わせいただき、来館される際は、マスクの着用・手洗い・アルコール消毒の徹底等の 感染防止対策にご協力ください。
また、発熱等の風邪の症状が見られるときは、無理せず休むなど、 感染予防にご注意をいただきますとともに、必ずご連絡をくださいますよう お願いいたします。
○大阪府ホームページ 新型コロナウイルス感染症について
http://www.pref.osaka.lg.jp/iryo/osakakansensho/corona.html
http://www.pref.osaka.lg.jp/
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大阪府在住の障がいのある方で、就労を希望されている方を対象に、就労支援IT講習を実施しています。
受講を希望される場合は、事前に相談の予約をお願いします。
◆就労相談予約方法
電話、FAX、Eメールにてお願いします。
電話番号:06-6776-1222
FAX番号:06-6776-1281
E-mail:shien@itsapoot.jp
※メールの場合は、必ずお名前と連絡先の電話番号を明記してください。
◆予約受付時間
月曜日から金曜日(土曜・日曜・祝日・年末年始休館) 午前9時30分から午後4時30分
【3】 令和4年度第2回日本情報処理検定協会主催パソコン検定結果のご報告
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大阪府ITステーションでは、令和4年10月13日(木)に令和4年度第2回の 日本情報処理検定協会主催のパソコン検定試験を実施しました。
各検定試験の受験者数と結果は下記のとおりです。
○日本語ワープロ2級
受験者1名、合格者1名
○日本語ワープロ準2級
受験者1名、合格者1名
○日本語ワープロ3級
受験者2名、合格者2名
○情報処理表計算準2級
受験者1名、合格者1名
合計5名の方が受験され、5名の方が合格されました。
合格された皆さま、おめでとうございます!
【4】 受講者大募集!令和4年度大阪府障がい者ITサポーター養成研修会のご案内
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障がい者がITを学ぶ際にサポートができる講師、大阪府障がい者ITサポーター(パソコンボランティア)を養成する研修会を実施します。
今年度も残すところあと1回となりました。
ボランティアが初めての方、ご自身のパソコンスキルを発揮したい方、手話ができる方、アクセシビリティについて知りたい方、等々のご応募をお待ちしています。
なお、応募者多数の場合は抽選とさせていただきます。
○応募資格
(1)大阪府ITステーションのボランティアとして協力していただける方。
(2)大阪府内に在住・在勤・在学(ただし、高校生不可)の方。
(3)申し込み時点で18歳以上の方。
(4)Word、Excel、インターネット等の基本的な操作説明ができる方。
(5)研修会の各回の2日間の日程にご参加いただける方。
○研修内容
IT講習会で活動するうえで必要な講師・サブ講師の心構えや、身につけていただきたいアクセシビリティの知識を学んでいただきます。
○受講料
受講料は、無料です。
○日程・会場等
第4回
日程:令和5年1月16日(月)・17日(火)
時間:午前9時30分から午後4時30分(休憩1時間)
場所:大阪府ITステーション
申込締切:令和5年1月4日(水)
○申込み方法
大阪府ITステーションのホームページの新着情報、または、下記URLにアクセスして申込を行ってください。
第4回ITサポーター養成研修会
http://www.itsapoot.jp/supporter/sapoken2022-04.html?node_id=243
※新型コロナウィルス感染症の影響により、中止または延期となる場合もあります。
○お問い合わせ先
〒543-0002 大阪市天王寺区上汐4丁目4-1
大阪府ITステーション
大阪府障がい者ITサポーター養成研修会 係
電話番号:06-6776-1241
FAX番号:06-6776-1281
E-mail:sapoken@itsapoot.jp
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「障害者基本法」では、毎年12月3日から9日までの1週間を「障害者週間」と定めています。
これは、障がい者の福祉について広く国民の関心と理解を深めるとともに、障がい者が社会・経済・文化など、あらゆる分野の活動に積極的に参加する意欲を高めることを目的としたものです。
大阪では2022年12月2日(金)から12月11日(日)まで経済団体・民間企業・ NPOなど様々な立場の人が協働する多彩な行事が梅田スカイビルを会場として企画されています。
大阪での行事開催は今年度で18回目になります。
詳しくは下記URLをご参照ください。
https://www.osakashougaishashuukangyouji.com/
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日本ライトハウス全国ロービジョンフェア2022について
今回は、10月28日(金)、29日(土)にOMMビルで開催された「日本ライトハウス全国ロービジョンフェア2022」に行ってきましたので、その内容を紹介します。
私は初日の28日(金)に行き、様々なブースを見て回りました。その中でも私が特に興味を持った3点について紹介します。
一つ目は、株式会社Ashirase(アシラセ)です。ここでは、視覚障がい者向け 歩行ナビゲーションシステム「あしらせ」が展示されていました。
「あしらせ」は、靴の中に挿入したインソール型デバイスとスマートフォンを連動させ、スマートフォンから得た地図情報を靴の中のデバイスに振動で 伝えるナビゲーション機器です。
6月に開催されたバリアフリー展では、機器本体を触らせていただきましたが、今回は、実際に靴の中に機器を入れ、道案内を体験することができました。
Googleマップで目的地をセットし、道案内を開始します。
両足の甲が振動し、道案内が開始されることが伝えられます。
後は、靴の中のデバイスから道案内が行われるので、ここでスマートフォンはカバンの中などにしまいます。
前へ進むときはつま先、後ろへ進むときはかかと、右へ曲がるときは右足の右側、左へ曲がるときは左足の左側がそれぞれ振動します。
曲がり角が近づくに連れ、曲がる方の足の振動速度が早くなるなど、音声ガイドがなくてもスムーズに歩くことができます。
振動は比較的はっきりしており、曲がり角などの重要なポイントでは、 繰り返し振動で知らせてくれるので、見逃す心配がないように思います。
使いこなすには、事前にチュートリアルなどで振動パターンについて学習する必要がありそうですが、比較的わかりやすく作られているので、すぐに慣れそうです。また、道案内をしている際にスマートフォンを手に持つ必要がないというのも魅力的です。
今回初めて「あしらせ」を体験し、これを使用して行ったことのない道を歩いてみたくなりました。
二つ目は、株式会社コンピューターサイエンス研究所です。
ここでは、視覚障がい者歩行支援アプリ「Eye Navi(アイナビ)」が紹介されていました。
「Eye Navi」は現在開発中のアプリで、AI(人工知能)を使用し、電信柱などの進路上の障害物の検知、点字ブロックなどの目標物の検出、歩行者信号などの色の伝達などを行うiPhone向けに開発されたアプリです。
会場では、画面に映し出された信号の色の認識や点字ブロック、横断歩道、人の検出などの画像認知機能を体験することができました。
「歩行者信号は青です」「前方に点字ブロック」「前方に人」のように必要な情報を音声で知らせてくれます。
会場では、試すことができませんでしたが、実際の道では、何メートル先に人がいるのか教えてくれるそうです。
特に私が便利だと思った機能は、横断歩道をまっすぐ歩いているのか、横断歩道からはみ出して歩いているのかを教えてくれる機能があることです。
短い横断歩道であれば、比較的まっすぐ歩けますが、長い横断歩道はまっすぐ 歩くことが難しいため、この機能は非常にありがたいと思いました。
このアプリは、初めて歩く道だけでなく、普段歩きなれている道をより安全に歩くことができるとても便利なアプリだと思いました。リリースされる日が待ち遠しいです。
三つめは、リンクス株式会社です。ここでは、駅構内に設置された点字ブロックの警告ブロックに表示されたQRコードをスマートフォンのカメラで読み取ることで目的地までの道案内をするアプリ「shikAI(視界/シカイ)」が紹介されていました。現在、東京メトロ銀座線の外苑前駅や千代田線の明治神宮前駅等東京メトロの9駅に導入されており、関西でも 導入を検討しているそうです。
会場では、仮設の点字ブロックにQRコードを貼り、リンクス株式会社のブースから他のブースまでの誘導体験ができました。
スマートフォンで点字ブロックの警告ブロックに貼られたQRコードを認識すると、行き先選択画面が表示されるので、行き先を選択し、道案内を開始します。スマートフォンで点字ブロックを映しながら歩いていくと、警告ブロックがある度に自動的にQRコードを読み取り、「まっすぐ進む」「右へ曲がる」などの支持が流れます。道を間違った際も適宜案内があるので、安心です。指示通りに歩き、目的地のブースに到着したときは、とても嬉しかったです。
道案内をスタートさせるには、まず点字ブロックを見つけなければなりませんが、一度点字ブロックを見つけるとスムーズに道案内されるので、初めての駅でも駅員さんにガイドを頼むことなく、一人で移動できると思いました。こちらも大阪の駅に導入される日が待ち遠しいです。
上記以外にも点字ディスプレイや拡大読書機、音声読み上げソフト、 生活グッズ等様々な商品が展示されていました。
コロナ禍で会場での開催は3年ぶりでした。実際に会場に行き、機器などに触れ、体験し、直接担当者と話をすることは、オンラインでは味わえない臨場感がありました。機器や用具に触って使い方を体験して感じること、直接担当者から話を聞いて分かること、改めて会場での展示会の魅力に触れることができました。
最後に、今回のライトハウス展の一部を写真でご紹介します。
ご興味のある方は、下記のサイトからご覧ください。
http://www.itsapoot.jp/mailmaga/lighthouse2022.html
【記事紹介企業URL】
・株式会社Ashirase(アシラセ) 歩行ナビゲーションシステム「あしらせ」
https://www.ashirase.com/
・株式会社コンピュータサイエンス研究所 歩行支援アプリ「Eye Navi (アイナビ)」
https://www.computer-science.co.jp/website/eyenavi/
・リンクス株式会社 道案内アプリ「shikAI(視界/シカイ)」
https://www.linkx.dev/shikai
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先日、東京のJR上野駅で「エキマトペ」を見ました。ホームに混在する音を、オノマトペ(擬音語、擬態語)として視覚化し、聴覚に障がいがある人などの 安全性と利便性を高めるための実証実験の装置です。
発車のベルや近づく電車の音などが手書き文字によるオノマトペで表され、文字自体が跳ねたり縮んだり、アニメーションを見ているようでした。
アナウンスの内容は文字の他に手話映像でも説明されます。
これらの文字は音を人工知能(AI)が識別して表示するため実際の音とは少しだけタイムラグがあります。
表示されるオノマトペの種類も限られていて、全ての音を拾っているわけではないようでした。
エキマトペは、聴覚に障がいがある人に正確な情報を伝えることも目的としているので、運休や遅延の際には、専用マイクで話した内容が文字で表示されるそうです。
実証実験は12月で終了するそうですが、実用化して全国の駅に設置されたら、ただ楽しいだけでなく「聞こえない人がどんなことに困っているのか。正確な 情報を伝えるためにどうしたらいいのか」を考えるきっかけになると思います。
下記URLからニュース映像を見ることができますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。(文:H)
【エキマトペ】“音情報”文字や手話で表示 JRの駅で実証実験 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=PRgos7XfrnA
では、また次号でお会いしましょう。
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