今回は視覚障がい者の生活をより便利にする空間認識デバイスSYNCREO(シンクレオ)の開発を行っている株式会社Raise the Flag.の代表取締役中村 猛(なかむら・たけし)さんにお願いして、SYNCREOを体験しましたので、その内容を紹介します。
SYNCREOは、音響と振動の変化により、目の前の状況を正確に感覚的に伝えるウェアラブルデバイスです。カメラでとらえた状況をもとに、道の幅、障害物の大きさや位置、近づいてくる人の動きなど、周囲の立体的な情報を骨伝導イヤホンで伝えます。
また、メニューなどを画像に一時記憶して価格や内容で検索した答えを教えてくれたり、目的地を伝えるとそこに到達したことをおしえてくれたり、インターネットを通じた情報と照らして商品を教えてくれたりすることも可能だそうです。
今回、ITステーションに大阪・関西万博 EXPOメッセ「WASSE」で体験展示に使用されたSYNCREO(実験機)をお持ちいただき、体験をしました。
SYNCREOはカメラと骨伝導イヤホンがついている装着部と画像処理を行う処理部(CPU)に分かれています。
お持ちいただいた実験機は汎用のため、装着部はわっか型のような形ですが、もっと軽く洗練されたものになるよう意匠検討中だそうです。また、ポシェットのように肩掛けしている処理部ももっと小型化するよう検討中とのこと。
装着にあたって、幸田の頭の小ささに中村さんが苦戦する場面も見られます。
なお、幸田は光覚があるので、アイマスクをしてSYNCREOを装着しています。
まず、立ち上がり、壁に正対して近づきます。2メートルを切ると振動が始まり、近づくにつれてどんどん間隔が速くなっていきます。60センチまでくると、警告に近い振動に代わります。
この振動の間隔でおおよその距離感が分かります。ドアの出入口では、出入口の幅を捉えることができ、前に立つ人の幅や背丈、障害物の大きさなどが把握できます。
さらには、振動の差でそこにある物体までもが、認識できます。まさに「おでこから延びるバーチャル白杖」として機能することを体感しました。
動画ファイルはMP4ファイルです。今回の動画では1分あたり概ね6MBという大量のデータを使用します。
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廊下に出て、腰の機械のボタンを押しながら周りの状況を質問すると、SYNVREOが周りの景色を説明してくれました。
そのほかにも、いろいろと利用できることを中村さんから伺いました。
さあ、歩いてみます。廊下の大きさや壁の位置、部屋の様子が分かります。長い白杖を使っているような感覚です。
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晴眼者のITステーション職員にSYNCREOを体験してもらいました。
はじめ少し戸惑いがあったようですが、だんだんコツをつかんでいたようです。
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