普段の生活で、他の人と意見が合わない時に、どちらか一方が意見を突き通したり、逆に気持ちを抑え込んだりすると対人関係が上手くいかなくなりストレスが溜まってしまうことになるかもしれません。そんな時は、アサーティブ*注に自分の意見を伝え、相手の意見にも歩み寄って話をすることで、仕事もスムーズになり気持ちの良い付き合いが出来るでしょう。
練習場面
例:集計作業を先輩から頼まれたが、別のデータ入力作業を今日中に終わらせたいと考えている時に折り合う。
いつ :午後4時頃
どこ :自分のデスク
だれ : 同じ部署の先輩
何を : 集計作業を頼まれたが、入力作業を優先させたいので相手と折り合う
先輩:「○〇さん、昨日のデータの集計作業を5時までにやっておいてください」
自分:「5時までに昨日のデータ集計ですね」…ステップ1
「今、課長から依頼されたデータの入力をしていて、こちらを先に済ませたいのですが。」…ステップ2
先輩:「じゃあ入力が終わり次第、5時までに仕上げといてください」
自分:「申し訳ありません、両方の作業をすると5時までに終わりそうにないので、課長にどちらの作業を優先したらいいか確認して頂けますか?」…ステップ3
ステップ
- 相手の言ったことを繰り返す
- 自分の希望を伝える
- 折り合えそうな意見を提案する(もしくは保留する)
ポイント
- おだやかな口調
- ていねいに
- はっきりと
注* アサーティブとは、自己主張することですが、自分の要求や意見を我慢しすぎず、また
相手の権利を侵害することもなく、誠実に、率直に、対等に表現し、相手に伝えることです。